白菊 Vs.黄菊
北習志野 オイル整体専門店
アロマサロンカモミールの空志南です。
薬用としてのキクは『神農本草経』の上品に「菊花」が収載され、「味は苦平。風による頭眩や腫痛、目が脱けるように涙出するもの、死肌、悪風、湿痺を治し、久服すれば血気を利し、身を軽くし、老に耐え、年を延す。一名節華」と記載されています。
明代の李時珍は「茎・花・葉の形や色はそれぞれ異なり、味にも甘、苦、辛の差異がある。食用にするには甘いもので、薬用には甘くても苦くてもいづれでもよい。
花の色の違いによる薬効的な使いが違います。
黄花のものは金・水(肺・腎)の陰分に入り、白花のものは金・水の陽分に入り、紅花のものは婦人の血分に入り、いずれも薬用にする。
現代中医学では、黄菊花で味の苦いものは泄熱にすぐれているとして疏散風熱に用い、白菊花で味の甘いものは清熱にすぐれているとして平肝明目に利用しています。
ということで、目、鼻、お肌が痒い時、黄色い花の菊茶を使う、目の腫れ痛みがある時、白い花の菊茶を選ぶ。
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