中医学の五味 ①酸味


中医学の五味 ①酸味


北習志野 オイル整体専門店

アロマサロンカモミールの空志南です。

 

 

 中医学は五行(木、火、土、金、水)に基づいて薬の味を大きく五種類(酸、苦、甘、辛、咸)に分類しています。それぞれの味はそれぞれの効能を持っています。五味の効能が分かれば、体調不良の時味の力を利用して身体を調えることができます。

 

 今日は酸味を紹介します。

 

 酸味、所謂酸っぱい味です。収斂、固まる、止めるという効能があります。

 お酢、レモン、梅のように、日常生活の中で、酸っぱい物が沢山あります。酸っぱい味は過剰になると、渋味になります。酸味より不味いですね。例えば未熟なリンゴ、バナナは渋いです。中医学では酸っぱい味と渋い味を合わせて酸味として考えています。

 

 酸味の収斂作用は所謂身体は外部と繋がる「穴」、「扉」、「出入り口」を閉めて、中にある物は簡単に流出させない効能を指します。

 

 例えば、汗をよくかく人は、毛穴が緩みすぎているため、汗が出にくいように毛穴を収斂させる必要があります。その時、酸味があって収斂・制(せい)汗(かん)効果が非常に高い五味子を使うとよいでしょう。 それから、例えば下痢を頻繁に起こす人がいたら、ナツメグやザクロの皮で渋みを出して下痢を止めるというのもあります。 ザクロの皮は渋みと苦みが強いので、大腸を下痢しにくくする作用があります。 以上、酸味と渋みのある薬の効果についてご紹介しました。 このように、酸味や渋みのある薬は、汗が多い、精液の頻出、長引く下痢、頻尿などに使われることがあります。

 

 

 

 

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