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中医学の「証」と「症」



北習志野 オイル整体専門店

アロマサロンカモミールの空志南です。

 

 

 中医学は「弁証」という言葉があります。では、弁証の「しょう」の書き方はどれですか?正解はこの証です。

 

 こちらの症は症状を指します。例えば風邪を引いた、咳が出る、痰が出る、発熱、頭痛など、病気により現れた現象は症状といいます。

 一方、こちらの証は病気の発症のある段階における身体の病理的な反映をまとめたものです。病変の部位、原因、性質、及び正と邪の関係など、この段階における病的変化の本質を反映したものは証といいます。

 

 同じ風邪の例ですが、どんな環境で風邪を引いたか、例えば寒くて風邪を引いたか、暑くて汗をかいた後風邪を引いたか、風邪を引く時の外的要因が違いますね。そして舌の様子、鼻水は薄いですか、濃いですか、痛みの部位、寒がりか暑がりか、便の様子はどうなるのかなど一連の情報を収集して分析分類します。もし患者さんは全身痛くて寒くて、汗がかかない、これは寒気(さむけ)が表に存在して、風寒型の可能性が高い。もし患者さんは喉が痛くて、乾く、鼻は詰まっている、頭痛で、黄色の鼻水が出る時、この風邪は風熱型(ふうねつかた)の可能性が高いという結論を出します。風邪のタイプが違うと対処の仕方がまっ反対ですので、ちゃんと判断しないと、薬を選ぶ時、間違ってしまう。

 

 従って、こちらの証は症状の症よりもっと全面的、もっと深く、もっと正確的に病気の本質をキャッチしています。

 

 ということで、Aさんに効いた風邪薬はBさんに効かない原因が分かりましたよね。

 

 

 

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