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「黄帝内経」の不妄作労



北習志野 オイル整体専門店

アロマサロンカモミールの空志南です。

 

 続けて中国医学の話をしましょう。前回「黄帝内経」の第一篇「上古天真論」の中で長生きの秘密を書いていると話しをしました。その秘密は「食飲有節、起居有常」以外、他に何がありますか?では今日はその秘密についてもう一つを紹介しましょう。これです「不妄作労」。
 妄(ぼう)は「もう」の発音もあります。ここでつつしむところがない。節度(せつど)がない。むやみにする。みだりにと解釈します。
 作は働く、身体を動かすという意味です。
 では、「労」はどういう意味でしょうか?中国繁体字の「労」の書き方はこれです、上に火は二つが付いています。時間通りに仕事が終われなくて、火やろうそくの光を借りて続けて働くことは労といいます。今の言葉でいうと時間外労働、残業のことですね。
ところで、中医学の中で、「労」は「房事」即ち性交という意味もあります。むやみに性交をしたら長生きできないわと古人たちは教えてくれました。
 もしかしたら、こういう人もいます。「私はただの家庭主婦です、残業もしないし、10年以上セックスレスだから、この話は私に関係ないわ!」「いやいや、朝4時まで連続ドラマを見ているマダムたち、寝る時間は寝ないのも過労といいますよ、過労したら過労死になるわ!それから、運動が好きな方たちも、限度を超えて身体を使うと逆効果になりますよ!

 

 

 

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