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『黄帝内経』の材と怡



『黄帝内経』の材と怡

北習志野 オイル整体専門店

アロマサロンカモミールの空志南です。

 

 いつからのがわからないですが、少なくとも私は小さい頃から「有用之材」になれ!という教育を受けました。有用之材、即ち用がある人のことですね。誰にとって用があるの?誰に使われるの?人材ですか奴才ですか?どんな才能があれば有用の材だと判断されますか?そもそも有用之材になることは誰かに認めてもらわないとならないですよね?認めてもらわなかったら用がないと判断されて生きる価値がないワケ?
 しかし、遠い昔の教育は誰のために有用之材になるのではなく、「怡」です。怡の読み方は①イ、②やわらぐ、③よろこぶ、三つがあります。即ち心地よく生きることです。誰かのために生きるではなく、自分のために心地よく生きる。季節に合わせて身体に良い物を作って食べて、身体に優しい衣服を着る。自分は心地よく生きるために他人に対しても心地よい言語と行動を行い、心地いい距離感をおきます。これこそ貴族の教育じゃないですか?貴族の人は誰かに認めてもらうために誰かを喜ばせるなんかしません。自分の価値は誰かに証明する必要もありません。]