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  中医養生体操八段錦「はちだんきん」


中医養生体操八段錦「はちだんきん」


オイル整体専門店 北習志野

アロマサロンカモミールの空志南です。

 

 今日は800年以上前、宋の時代に作られた古典的な中医養生体操八段錦(はちだんきん)を紹介します。

 

 八段錦は太極拳と合わせて行われることが多いです。一つの動きにつき一呼吸しながら行っています。動きは簡単で、どんな年齢層の方にもおすすめできます。調心(リラックスした状態での精神集中)、調息(呼吸を整える)、調身(姿勢を整える)の3つの要素を通して運動不足の解消、生活習慣病の改善などたくさんの効果を得られると言われているので、今でも養生体操として練習されています。

 

 

 

 

第一段錦

 両手で天を支えて三焦(呼吸、消化、排泄の内臓)を整える。

 全身を動かしながら内臓全体のバランスをとることを目的とします。

第二段錦

 馬歩(腰を落とし、両足を左右に広げた騎馬位で立つ)で、大鷲を射るように左右に弓を引く。

 肺の動きを活発にさせ、新陳代謝を促進することを目的とします。

 

第三段錦

 交互に片手を上げて脾と胃を整える。

 胃腸の働きを盛んにし、消化吸収を促進することを目的とします。

 

第四段錦

 交互に後ろを振り向いて心身の疲労を癒す。

 首を通るたくさんの経路から気を通していくようなイメージで行います。

 

第五段錦

 二段錦と同じように馬歩で、尾を振って頭で大きく円を描くように揺らし、心火(イライラ、ストレス)を消す。

 血液循環を整えることを目的とします。

 

第六段錦

 両手で足を撫で上げて腎と腰を強くする。

 腎臓の働きを盛んにすることを目的とします。

 

第七段錦

 馬歩で左右交互に拳を突き出して目を開き、気功を増強する。

 全身を使い、組織・細胞に活力を与えることを目的とします。

 

第八段錦

 直立して背中を七回伸ばして、あらゆる病気を治す。

 全身の気を下に落としていくことを目的とします。