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ラヴィンサラ(Cinnamomum camphora)


ラヴィンサラ(Cinnamomum camphora)



北習志野・オイル整体専門店

アロマサロンカモミールの空志南です。

 

ラヴィンサラ(Cinnamomum camphora)

2020年02月14日(金)2:26 PM

 

 テレビでどんなチャンネルに変えてもコロナウイルスの話題が出ている今、ラヴィンサラの話をしましょう。

 当時私は日本アロマ環境協会(AEAJ)の一級の教科書にこの精油はリストに入ってなかったですので、アロマ初心者や一般愛好者にとって聴き慣れていないかもしれませんが、実はラヴィンサラさんはとても頼もしいアロマ軍団の一人です。

 母親が漢方薬に対する認識の影響で、私も精油成分よりその植物の特徴や、成長環境、性格等から勉強し始める。

 では、ラヴィンサラさんはどんな植物ですか?まず日本人に慣れている名前に変えて説明しましょう。日本語名はクスノキです。漢字の書き方は「楠」。彼の出身はクスノキ科のクスノキ属です。本州の中南部、四国、九州、沖縄、台湾、中国の南部、インドネシア等ラヴィンサラさんの成長地域です。この後の話はカモミール長個人的な判断です。暖かくて湿度の高いところだとバイ菌は広がりやすいはず、しかし、巨木とも呼ばれるクスノキは自分を守るためにきっと優れた抗菌作用や抗感染作用、防虫作用を持っているはず。実際アロマテラピーの教科書にもそう書いています。

 少しアロマを勉強したことがある人ならラヴィンサラさんのラテン語名からこの精油の使い方を少し当てられると思います。Cinnamomum はシナモンと同じクスノキ科でその二人は家族ですね、匂いは強くて、ツルツルで革のような葉っぱを持って、丈夫そうなイメージです。ラテン語名後の言葉 Camphora(カンファ)、成分名と共通で名前にも出てきたね。カンファは所謂樟脳です。箪笥の中に入れて防虫剤として使います。あのツンとくる匂いは想像できるでしょう!一般的な虫やダニの友たちは大体近づけないでしょう。じゃ、ダニは?ラヴィンサラさんはダニに対して友ですか敵ですか?そこは私もよく分かりません。面白い記事を見つかりました。クスノキ葉の葉脈の付け根の部分に1mm程の「ダニ部屋」を持っている、もしかしたらダニだけと仲良く共生しているかもしれません。(参考ページhttps://www.shinrin-ringyou.com/tree/kusu.php

 

 それからセラピストの現場からの経験によりラヴィンサラ油に対する印象を話しましょう。

 まず、咳止めと咳により肺部の苦しみを緩和効果

先日、旦那は何週間連続出勤で、たまに徹夜で仕事するときもありました。睡眠時間を保証できず免疫低下で、喉が痛くて、咳が止まらなくなりました。特に夜中になると何時間かけて咳がでて5時頃まで止まらなかったです。ある日、夜中起きて私はたまたまラヴィンサラ油を手に取ってデフューザーに5滴入れて芳香浴をしたら、約30分経過、隣は静かになりました。その後連続何日間も、夜寝ている時ラヴィンサラ油を使って芳香浴をしたらあまり咳の声が聞こえなくなりました。偶然、昨夜私も疲れた原因で咳と痰が出て、夜23時頃声が完全に出られなくなりました。長時間咳のせいかもしれませんが、胸のあたり痛くて苦しくなりました。同じく寝ているとき芳香浴をすると、肺部の苦しみは大分緩和されまして、今朝咳が止まって、声も普通に戻りました。

 さっきラヴィンサラとシナモンは同じ科で、きっと共通点をもつといいましたが、全くエビデンスの話ではないですが、今までの使用経験によると二つの精油は毛細血管を広げる作用があると感じています。もしかしたらラヴィンサラ油の標的器官は肺部や呼吸器全般ですが、シナモン油は冷え症対策用で、標的器官は手足抹消の血管であるかもしれません。

 最後、ラヴィンサラ油の特性成分(マダカスカル産):1,8-シネオール、サビネン、α-テルピネオールなど。

 因みに、マダカスカルもクスノキの生長地域です。ラヴィンサラ(Cinnamomum camphora)油のケモタイプが多くて、産地によって精油成分が違うので使用時要注意です。16,17世紀、ラヴィンサラさんはアジアからマダカスカルに移居する時、マダカスカルの土の成分の原因で身体の成分は大分変わりました様です。マダカスカル産のラヴィンサラ油は日本産や中国産のよりカンファの含有量は低く、代わりに1,8-シネオールが多いです。

 

 私は使っているラヴィンサラ油はマダカスカル産です。