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東洋医学の視点からアロマトリートメントを考える


東洋医学の視点からアロマトリートメントを考える



東洋医学の視点からアロマトリートメントを考える

2019年01月14日(月)10:20 PM

 

アロマテラピーを心理カウンセリング&東洋医学と融合して施術をするミール長です。

 

按摩や針灸等東洋医学の施術と比べ、アロマテラピーの施術はとてもソフトです。

アロマスクールを通っていた時私もよくこんな疑問が有る、

このソフトな施術(エフルラージュ),ほぼ触るだけで効果があるの?

2008年アロマを勉強し始めてから10年経ちました。

10年間毎日現場でお仕事をして、10年間の経験から言うと効果があります。

 

この10年間の中いくつ大きな問題に悩まされました。

1.一般の方は施術の後体調が悪く感じて、2,3日後とても体調が良くなる。なぜ?

2.施術後自分のパワーが効いているのか、精油の成分が効いているのか?

3.心を込めての施術ってどんな意味ですか?

施術現場で仕事する人なら簡単に1番と2番の答えが分かると思いますが、

私は3番「心を込めての施術」について少し自分の心得を話します。

 

普段こんな場面を見たことがありますか?

胃腸が弱い人無意識に自分の手を使ってお腹当たりをカーバーする。

膝が弱い人、関節炎がある人座っている時無意識に掌を膝の上に置く。

咳が止まらない時自分の胸を撫でる。

赤ちゃんは落ち着かない時、親は手を使って赤ちゃんの背中や頭をなでなでする。

など……

なんで人間の手はこんなにパワーがありますか?これは決して迷信の話ではないです、

時々セラピストさんの手は神の手と言われたこともあります。

アロマの中でなかなか答えを見つからなかったので、東洋医学の視点で考えてみました。

掌に労宮という名前のツボがあります。

手のひらの中央で、指を握ると中指の先端が手のひらに当たるところにあります。

労宮の「労」は労働の意、「宮」は皇宮や中室、中央の意、

つまり労宮とは労働をする手の中央にあるツボということです。

そして、このツボは心包経という経絡に属しています。

心包という臓腑は心の臓と一緒になって精神機能をつかさどります。

ということで、セラピストさんの精神機能、精神状態は自分の労宮を通して相手の身体に通じます。

心を込めて施術しているかどうか受け側は全て感じています。

アロマトリートメントのエフルラージュの手法もただ触っているだけではなく、

セラピストさんのパワーを相手に伝える行為ですね。