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月見草オイル(アトピーの人に) 2016年09月18日


月見草オイル(アトピーの人に)2016年09月18日



月見草オイル(アトピーの人に)

2016年09月18日(日)1:43 PM

月見草オイル(イブニングプリムローズ油)

 

  

 

 アカバナ科の月見草オイルはイブニングプリムローズオイルとも言います。エッセンシャルオイルではなく、キャリアオイルです。昔から北アメリカ先住民の治療薬としてよく使われまして、17世紀からヨーロッパに持たされました。今はニュージーランド、アメリカ、イギリス、中国、フランスなど、いろんなところで月見草の姿を見られます。月見草の生命力は強くて生長する場所にはそんなに拘らないみたいですね。月見草の花は夕暮れを待って咲き、朝日を浴びてしぼむため、日本では「待宵草」とも呼ばれています。

 

 キャリアオイルとして使用されたのは月見草の種です。低温圧搾法で絞り出したのは薄い黄色のオイルです、独特な匂いがあり、少し重いけれど伸びはよいです。

 月見草オイルは特にγ-リノレン酸(GLA)が豊富で、心臓病、高血圧など生活習慣病の予防や、女性ホルモンのバランスをとるなど大変有効なオイルです。それ以外、アトピー性湿疹の治療、肝機能低下の抑制にも使われています。γ-リノレン酸(GLA)は皮膚組織の修復やしわ形成の防止にも有効のため、20%以上の含有率で化粧品として使用するといいと言われています。

 

 月見草オイルはとても酸化しやすい特徴があります。そのため、ビタミンEを豊富に含み酸化防止剤として働く、ウィートジャムオイルを5-10%程ブレンドしておくとよい長持ちをします。金属の容器で保存すると、より酸化速度を速めるので、保存にはガラス製の遮光瓶を使ったほうが良いでしょう。