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バージニア・ジュニパーVS.地中海ジュニパー2016年08月30日


バージニア・ジュニパーVS.地中海ジュニパー



 

北習志野・オイルマッサージ専門店

アロマサロンカモミールの空志南です。

 

 

バージニア・ジュニパーVS.地中海ジュニパー

2016年08月30日(火)7:11 PM

 

 

  AEAJの教材を読んだら、地中海に生長しているジュニパー(Juniperus communis L.)油の香りはジンのお酒の香に似ているという表現は一般的ですね。しかし、匂いはややタバコっぽいジュニパーもあります。バージニア・ジュニパー(Juniperus virginiana L.)はその香りです。色も無色からやや黄色っぽいです。

 

  バージニアの名前が付いたら、精油産地はアメリカしか思いつかないです。資料を調べたら、元々の原産地はアメリカ合衆国とカナダですと書いています。バージニアといえば、アメリカ大統領とタバコは有名ですね、初代の大統領ジョージ・ワシントンから8人の大統領は皆バージニア出身です。そこに主な農作物はタバコです、なのでバージニア洲にあるタバコ生産業者は非常に多いです。もしかしたら、ジュニパーはタバコの匂いに移されてタバコの匂いになってしまったの?(いいえ、これは私勝手な想像です)。でも何故タバコはバージニア洲の主要農産物になったのは、ちゃんと理由があります。

 

  バージニア英語で書くとVirginia。イギリスとなんとなく関連性があると思いませんか?実は、「バージニア」という州名は、16世紀イギリスのエリザベス1世の別名 “Virgin Queen(バージンクイーン)”から由来です。ジェームスタウンはイギリス系最初の入植地であり、当初、バージニア植民地政府が置かれていた。ジェームズタウンでは、当初、養蚕が行われ、絹が当時のイギリス王ジェームズ1世の宮廷向けに輸出されていた。桑の葉を枯れさせるカビのために桑の木が全滅したため、代わりの商品作物として、タバコが栽培されるようになった。

 

  バージニア・ジュニパー(Juniperus virginiana L.)はヨーロッパ産のジュニパー(Juniperus communis L.)と違うのは匂いだけではなく、成分も随分違います。バージニア・ジュニパー油にセスキテルペンは50-60%を占めます(主にセドレン)。セスキテルペノールは25-40%を占めます(主にセドロール)。

 

  セドレン成分はリンパ液の循環を調整して、結合組織を強化しながら毒素を排出する効果があります。ですので、バージニア・ジュニパー油は静脈系を強くしたい時お勧めのエッセンシャルオイルです。

 

  地中海に生長しているジュニパーはモノテルペンの含有量は70%以上占めます、心と身体の活性化を期待できますが、バージニア・ジュニパー油の主要成分はセスキテルペンとセスキテルペノールですので、神経を強くし、くよくよしている心に安定感を与える効果が期待できるはず。

 

 

写真はバージニアのジュニパーです。」